海辺に住みたい設計士

海辺に移住するという夢に向かって日々奮闘。当面の目標は一級建築士取得。釣り好き。

建築について思うこと

どこにでもあるような商品を組み合わせて空間を作ると
どこにでもあるような空間になってしまうけど、
どこにでもあるような素材を組み合わせた部品(上記の商品の状態)で
組み合わせた空間を作ると洗練された空間になる。
 
と、仮に定義をしてみると、
洗練というものはなんなのか掘り下げていきたい。
 
ここでいう洗練とは、2つの意味があるように感じていて、
 
1つ目は単純に洗練、無駄なものをそぎおとした状態のことをいい、
既製品の商品にありがちな不要な装飾を、一切排除したような
もののことだと思っている。
 
そもそも既製品自体が、
あくまでエンドユーザーの恣意性に委ねがちになりやすい傾向にあるので、
誰もが洗練 とか意識して選ばない、
ということをメーカーはわかってるから
とにかく売りたい一心でいろんなパターンをだしている。
 
この誰にも受け入れられるように、
とすると逆に誰からも文句を言われないように作ろうとしようとする動きが
コモディティー化なわけで、
アフターサービスをメーカーがやってくれることも相まって
工務店の既製品崇拝もとまらない。
 
(余談ではあるが、すべての既製品が悪いとは言わないが、
いいと思える既製品はアフターサービスがなかったり、掛け率がなく、
カタログにでている価格ワンプライスでやっていたりと
施工する側にやさしいとは決して言えないものが多い。
さらに邪推ではあるがアフターも掛け率もなくてもあまり痛みのない
設計 事務所なんかをターゲットにしてるんじゃないかと思っている)
 
2つ目は普遍性、
誰もが知っているものを使っていることに面白みがあるように思っていて、
本来下地なんかに使われるベニヤをきれいに塗装して、
天井面の仕上げになっていたり、
本来外構なんかで使われるコンクリートブロックで
カウンターを作ってみたりすると、
誰もがみたことあるものが組み合わされているから、
思わずにやりとしてしまうのではないかと思っている。
 
歌のうまいスーパースターをテレビでみるのは確かにすごいとは思うけど、
自分の身内がテレビに出た時の面白さは当人にしかわからない、
はかりしれないものの感覚が近いような近くないような。
 
この感覚の正体 は愛着の有無である。
 
光触媒で脱臭できる壁紙はたしかにすごいと思うけど、
金網を壁状に組んでその中に石を充填した壁のほうが、
おっ!となると思っている。信じている。
 
別に最新のテクノロジーを批判するつもりは毛頭ないが、
それに愛着をもてるようなプロセスづくりが必要なように思う。
 
分譲住宅の上にボコボコとソーラーのせたって
誰も普遍的な愛着なんてもてないような気がして、
 
そういうプログラムが乱暴なものって一過性のブーム感がでてるように感じる。
 
便利なのはわかった、すごいのはわかった。
 
どんなものでも愛着をもって主体的に取り組めるプログラムの錬成をしっかりやることが私は大切だと思っている。