実録!家賃程度の支払いで購入できるという謳い文句のマンションリノベの落とし穴
前回、海辺に住むという夢がとりあえず頓挫したところで、次の作戦を考えているとこ。
目下のところで、家賃払い続けるのもったいなくない?ということがでてきていて、
なんらかの住まい、買っちゃおうかなーなんて思っている。(この考えで購入するのは甘いということを後述する)
せっかく設計に従事している身としては、なんとしてもデザインに深く介入したいところ。
とはいえ平均的な収入である自分が、
注文住宅の新築一戸建てを建てられる程の融資などおりず(注文に限らず新築は平均的な収入じゃ買えないんだなーと文字にしてみて再認識する。共働きで、同じくらい平均的に稼いでいる夫婦が連名でようやくおりるレベルなんだけどそれってどうなんだろうとも思う)だからといって中古戸建てを買ってリノベーションという選択もあるが、実際買ってからフタを開けたら、やれ柱が腐ってるだの、基礎が傾いているだの、断熱が効いていないだので、結局高額になるような気がしてならない。
ちなみに平均的な収入とはグーグルなんかで、
「30代 年収 平均」とかで検索して出てきた金額の前後です。変な勘ぐりしないでね。
そんなわけでマンションをリノベーションしたい方向に固まってきたので、業者にはなしを聞きに行く。(今回は某A社に留めておく)
「貯金もないけど月々の家賃程度を支払えばマンションを購入できるって考えが甘いのか、甘くないのか、どういうお金の流れで購入に至るのか一通り教えてください。」
といってみると、おおよその年収を聞かれ、今の家賃を聞かれ、駐車場代を聞かれたので答えたうえで、電卓をたたいてもらうと、
「家賃+駐車場代を月々に支払うと今の金利だとこのくらいは借入れできると思います。」
おお、新築は変えないけど中古のマンション買うくらいならちょうどいいくらいだ。
けっこう借りれるもんだなくらいに思ってます。笑
「ただこれに諸経費が掛かるので、その金額を差し引いてこのくらいが建物にかけられる費用です。」
ああ、いくらかもっていかれちゃうのね、まあでも諸経費の項目ひとつづつ説明してくれて、ここにいくらかかるというのは教えてくれたから納得しとく。
諸経費もローンで借りれるまあしょうがないかと。
はなしを聞いてみるとなんだかいけそうな気がしてきた、
聞くところによると私くらいの認識の人も最初の説明から2~3ヶ月後に契約をして購入した人もいるそうです。
いいじゃんいいじゃんと気持ちも盛り上がってくる。
とりあえず銀行に正式な融資限度額を教えてもらうため資料にいろいろ記入して、
次回は内見するので、インターネットで気になる物件探してみてくださいね!ということでこの日は別れた。
私も妻も「いけそうだねえ!」なんて言いながら気分は高揚していた。
ああでもないこうでもないいいながらPCにむかって物件を探すのは、手間ではあったがとても楽しいものだった。
目ぼしい物件がでてきたので、
担当者にここらの物件がみたいですとメールで送る。
内見の日程を1週間後に約束してその日は終わる。
内見の前日。
担当者から連絡がきて物件について少し話す。
そしてその後、
手付金として現金100万円ご用意できますか?
私「いや、できませんよ」
担当者「売主様に渡す金額として必要でして、、、」
私「そんな説明してませんでしたよね?」
担当者「説明不足なところがありまして、、、」
私「説明不足って直近で身銭を切るんだから一番大切なところなんじゃないんですか?そこの説明おざなりにするのって営業として不誠実なことしてる自覚あるんですか?」
担当者「ええ、、、申し訳ありません」
私「ローンで融資がおりそうだから、じゃあいけそうだねって話になったのにそもそも貯金はありません」
担当者「例えば親御様からおかりいただくとか、、1~2ヶ月後にはローンで返済できます。」
私「借りる借りないにかかわらず、こういう仕事の進め方をする会社とは、一緒に仕事をしたくありません」
全く。ひどいもんだ。
こういう、
いいにくいことを隠して、客の気持ちを盛り上がったところで、なし崩し的に金銭を要求してくる会社なんてろくなもんじゃない。
成果主義に傾倒しているから客の立場にたって考えることができない、
昔住んでた中国にそんな人いっぱいいた、要は精神のレベルが未熟ってこと。
未熟な会社から商品なんて買えないよね。
気を付けてください。
個人的に聞いてくれれば会社名教えますよ。